シャボン玉 ／ ヒグチアイ
右手に家族、左手に仕事。わたしたちは守るものに溢れている。両手の塞がったわたしたちは弱い。腹も背もガラ空きだ。残った口で言葉を放つ。鋭さで勝つのか、優しさで包むのか。なにも知らない子どもたちは、繋がれた手にも煩わしさを感じるだろう。わたしたちは、どう生きるべきか。
MOROHAのアフロさんに歌詞を頂いた。今わたしは歌がかけない。どうしてもコロナ禍の現状を無視した曲が書けない。人の想いに正解がなく、でも、どれもが理解できてしまうからだ。わたしにできることは、歌詞を書くことだけじゃない。歌をうたうことでもある。どこかで心安らぐ人がいることを願いながら「シャボン玉」を歌いました。どこかで疑問を抱えながら生きるあなたへ。届きますように。
ヒグチアイ
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シャボン玉
詞 アフロ(MOROHA)
曲 ヒグチアイ
わたしの好きな シャボン玉
息をストローで 吹きこんで
ゆらゆらキラリ 膨らんで
まあるくなって 飛んでいく
みんなに笑って見つめられて
空に浮かんで消えていく
きれいな シャボン玉
今は キレイ じゃないんだってさ
とっても きれいなシャボン玉
みんなの迷惑 なんだってさ 変なの
わたしの好きなシャボン玉
今は お家の中でだけ
うるうるふわり 膨らんで
まあるくなって飛んでいく
しかくい窓にぶつかって
風を知らずに消えていく
きれいなシャボン玉
今は キレイじゃないんだってさ
あんなにキレイなシャボン玉
みんなの 迷惑なんだってさ
きれいなシャボン玉
今は キレイ じゃないんだってさ
それでもきれいなシャボン玉
わたしは大好きよ いつまでも いいでしょ？
きれいなシャボン玉
いつかはシャボン玉
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